昔につっぱしれ!

最初のページにワープ

ここでは、アーカイブと銘打って、生前本田さんが精力的に行っていたライヴの『レポート』や、
各メディアに残した『言葉』、もちろんLPやCDの完全個人的『レビュー』などを掲載していこうか
なというコーナーでございます。
当然、暫定管理人だけでは、アッというまに、ネタは尽きてしまいます。そこで、ここは皆様(こ
を訪れていただいた)からの投稿を激しく募集いたします。もちろん誹謗や中傷は困りますが、
それ以外ならなんでもOKです。HOMEにあるメール・フォームより投稿ください(投稿いただい
た方にはなにか、お礼をしたいなあ〜と思っております)
もちろん、文章として成り立ってなくてもOKですが、その場合私のダメな文章になってしまうの
で、そこのところはご容赦を・・・
こういったページの性格上、ネタ不足で突然なくなる(笑)かもしれませんので、よろしくお願い
いたします。(暫定管理人)



2010年1月31日(日)
2000年3月のスケジュール
大きくなるよ

なんと2000年3月のスケジュール表が出てきました。
つか、なんでも取っておくっていう、素晴らしいブレーンの方がいらっしゃいまして、そこに大量に保管してあった『本田物』をちょいと拝借してきたってわけです。
ま、こんなかんじで私の周りにはとてもありがたい方々が、いるので、ガンガン借りてしまおうと思います。
N古屋さんありがとうございます〜
で、どーです?
いろいろと思い出しませんか?
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
う〜ん
あまり思い出せませんね〜(少しバカになってますよ頭が)
なんとなく思い出すと、○がうってある、恵比寿サンマリノなんかはうすら覚えてますよ。
確か本田トリオに客5人という、私たちには素晴らしい状況だったような(贅沢だ〜)
稲葉さんがスコアを見にくそうに老眼鏡でみていたのを思い出しました(おいおい、演奏じゃないのかよ!)
終わってから、ママさんが「ふぅ〜本田さんのピアノっていいわねぇ〜」と言っていたのが印象的でした。

2006年1月11日(水)
本田さんラスト・ライヴ!PURE イン・ジロキチ

まずは、ここから始めなくてはなりませんね。本田さんのラスト・ライヴとなった、PUREの新年会ライヴ・イン・ジロキチ!
セット・リスト
1セット
@イントロダクション
Aソウルフル・パートナー
Bオービット
Cアイ・キャン・シー・クリアリー・ナウ
Dジョージア・オン・マイ・マインド
Eサバニ


2セット
@マライカ
Aユー・アー・マイ・サンシャイン
Bニュー・イヤー・ソング(曲名がついてないので勝手につけました)
Cトリッピン・アウト
Dメニー・リヴァース・トゥ・クロス
Eセイヴ・アワ・ソウル

この日のライヴはPUREにとって特別なライヴになった(もちろんこの時点では、この後に起こる悲劇は知る由もない)
というのも、鈴木道子(Vo)が抜けて以来ヴォーカリスト不在だったPUREに待望のヴォーカリスト松谷冬太の参加が決定したからだ。
その影響はいきなり出た。1セットのC、2セットのC、Dと、今までのPUREでは演奏されないタイプの曲目(アイ〜とメニー〜はジミー・クリフのナンバー、トリッピン〜に至っては、あっと驚くカーティス・メイフィールド)
さすがのPUREのメンバーもちょっと「アワワ」な感じが・・・でも、聞く側はそんなPUREも案外いいぞとニヤニヤしながら堪能する。御大本田さんはというと、これはもう余裕綽々(に見えた)その程度はお見通しと、まったく普段通りの演奏を繰り広げる。本田さんのレゲエ(というか、ボブ・マレー)好きはけっこう有名だけれど、意外とソウルもいけると、以前チコさんから伺ったことがある。しかしながらよりによってカーティスとは恐れ入った(いろんな意味で)
今セットリストを眺めていてフッと思ったのだけれど、なんとも不思議な選曲になっている。1セットはABEとPUREではお馴染みのナンバーが演奏されしかもBEはネイティブ・サンとEASEでやった曲で本田さんの生涯の自作の愛演曲(そんな言葉あったかな?)で、先の冬太さんが持ってきた曲に挟まれて演奏されるのは、本田さんの愛唱曲の数々。なにやら本田音楽の2本の太い血管の一つ8ビートのブルース(もう一本はもちろん4ビートね)の歴史を垣間見ているような気がしてきた。
さて、ライヴに戻ろう。
この日のハイライトは2セットにいきなりやってきた。
『マライカ』(ご存知タンザニアの民謡?で世界的にも有名な曲)本田さんが突如歌いだした!例のしゃがれた声で、マ〜ラァ〜ィカァ〜*%#$会場全体で大合唱になった。そしてユー・アー〜でも本田さんは歌う今度はまさに渾身の一発。全員に語りかけるように、体を低く折り曲げて唸る・・・
なんとなく後付けっぽくて、嫌なのだが、正直今日の本田さんはどうしたんだろ?って思いましたよ。それほど凄みのある瞬間だった。
そして、なお驚いたのは、最後のセイヴ・アワ・ソウルでのMC(というより語りのほうがしっくりくるかな)来場していたジャズ・ヴォーカリストの東郷輝久さん達との再会を神に感謝したり、PUREの行く末を祈ったり、ジロキチのスタッフに気遣ったりと(こっち方面に話を持っていくとしんみりしてしまうしてしまうけど・・・)

そして、本田さんの最後の一言は
『ほんとうにありがとう』
      &
『ハッピー・バースデイ』???

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